Boa noite!!

11月3日に毎年恒例 ヴァジアンド2018(Vadiando2018) を行いました。

一年に一回のお祭りです。

主役はもちろん、、、 参加者全員です。

ちなみに筆者の私、ブランキーニョは数ヶ月前に団体に入ったので初参加です。

流れは

  1. 挨拶
  2. 自由研究発表
  3. 歓迎ホーダ
  4. 親睦ホーダ
  5. 食事会

でした。

もちろん我々カポエィリスタの楽しみは食事会、、、 だけではなく発表やホーダですね!!

という訳で行きましょう。

 

Vadiando 2018 は司会者シナの情熱あふれる司会と

我等が代表リベルダージの堂々たる挨拶からはじまりました。

司会のシナは進行のちょっとした隙間の時間にも気配りを忘れない完璧な司会者でした。

本当にありがとうございました!

はじめの発表は Sertao の三人の華(司会者談)によるブラジル楽器演奏でした。

忙しない昨今、いつ準備したんだ?と聞きたいほどの完成度でした。

のびやかな歌声とハーモニーは紛うことなき華でした。

カポエィラにはなくてはならない要素、音楽から研究発表がはじまるとはなんて乙な構成でしょう。

自由研究発表のラダイーニャとでも言うべきでしょうか?

発表二本目はカスターニャによる腰を痛めないポンチについてです。

腰にのみ負荷をかけないように他の場所も伸ばそうという趣旨でした。

身体と丁寧に向き合う機会は、実はあまりないような気がします。 良い機会でした。

そこかしこから無理〜というような悲鳴が聞こえてきていましたし、

身体がとっっっっても固い私は提示された動きの半分くらいはちょっと何を言っているのか分からない状態でしたが笑

ちなみにこの発表の間はカスターニャの話し方はまるでグルのようで、ちょっと面白かったです。

 

次はカポエィラの本質に迫る話題です。

ジンガについて。深い。深過ぎる。

これだけで本が10冊くらい書けそう。

ソウとゴウフィーニョは三角貿易の時代的背景から Njinga 女王の逸話までを紐解いていきます。

なんとアカデミックなのでしょうか。そしてゴウフィーニョは完全に先生でした。

ゴウフィーニョ先生によるイントロダクションが終わったのちにいくつかのジンガの動画を皆で見ました。

代表リベルダージ曰く「マニアにとってはたまらない動画の選び方」らしいです。

かのメストリ・パスチーニャのジンガ、そしてジョゴはとても印象に残るものでした。

現代のカポエィリスタの誰とも違うオリジナリティ溢れるそれは彼の思想の現出なのでしょうか。

いつか分かる日がくるまで精進ですね。

しかしジンガは無限です。その人のカポエィラが全て出てしまうのに、その全てを掴むこともまた難しい。

 

四本目は私ブランキーニョとリベルダージによる発表でした。

アンゴレイロのアンゴーラとコンテンポラニアのアンゴーラについて。

私の発表は「ヘジオナウ系コンテンポラニアカポエィリスタによるアンゴーラ vs アンゴレイロのアンゴーラ」を軸に、

動きとその裏にある思想にフォーカスしたものに仕上げました。

格闘技色の強さとゲーム色の強さという対照軸を議論に用いました。

その意思の違いが双方のアンゴーラの違いを現出せしめている、という結論です。

色々有り難いツッコミがあったので深めようと思っているところです笑

そして発表を更に掘り下げてくれたリベルダージの言葉

「どこかで決心しアンゴレイロとなったカポエィリスタがアンゴレイロだ」

はとても印象に残りました。

動きの違いや目的の違いより、もう一歩進んだところに何かがあるのかも知れません。

そしてもう一点。こちらが最も重要かも知れません。

「アイデンティティは大切だけどそれを線引きに利用するのはよくない」

確かにそう思います。

カポエィラやアンゴーラは戦うためよりも握手するためにあるのでしょう。

トリはこどもクラスの練習成果発表でした。

こども達の成長速度には目を見張るものがありますね。

楽器の発表と動きの発表でした。そのどちらも大人顔負けでした。

ホーダと食事会は言うことありせんね!

カポエィリスタが三人以上集まって盛り上がらない訳がありません。

三人どころではなくアカデミア一杯に人がいるんです。

最高のホーダと最高の食事会は約束されたようなものです。

いつも通りです。

いつも通りとっても盛り上がりました。

 

最後になりましたが、ゲストの方々本当にありがとうございました。

また、こちらをご覧なっている方々本当にありがとうございます。

今後とも Angoleiros do Sertao をよろしくお願いします。

 

(ぶ)