こんにちは、シュヴィーニャです。
今日の18時からの練習は隣町のマラカイのボアフェのアカデミアで行われました。
私がマラカイに初めて訪れたのはちょうど1年前でした。
1年前はポルトガル語もあまり理解できない状態だったのが、1年でここまで人間として成長できたことに気付けた機会でした。
いろんなことが起きた1年間を思い返して、とても感慨深くもなりました…。
ボアフェは女性や子供の生徒の方が多く、1年たってもまだ私のことを覚えてくれていて嬉しかったです。
この1年間、いろんなところでカポエイラをしてきて、気付いたことがあります。
フェミニストでも何でもありませんが、自分が感じていることを書きます。
カポエイラの練習やホーダ、楽器などすべての面で、男性は自由に好きな時に話して身体を開放するような動きをすることが得意な人が多いなと思います。
女性は「eu não consigo (私できないよ。)」と言って、練習の途中であきらめる姿をよく見ます。
今回のマラカイでも、ある女の子が「ネガチーヴァできない、私には無理。」とあきらめるのを見て、
「できるよ、挑戦してごらん。」と勇気づけました。
この違いはどこから来ているのだろうと日々考えることが多くなりました。
私も自分の身体が上手く動かないときがあります。生理などで身体が重くなったり、食べ過ぎるともうすぐに身体に出ます。
なぜ私は、彼のように動けないのだろう?なぜ私の身体を解放できないのだろう?と常に悩んできました。
練習でジョーゴして悔しくて泣きながら帰る日もざらじゃないです。ほぼ毎日唇を噛みながら帰っています。
でも、この違いは身体のつくりの違いもちろんありますが、問題は頭の中で何を考えているかだと思います。
私はありがたいことに自分の人生の中で、「できない」という壁を作ることをあまりせずに生きてきました。
パラグアスに来てからはその壁が私の頭の中から離れなくなりました。
毎日男ばっかり、イカのように体が柔軟な人、動きを見ただけですぐに再現できる人たちとカポエイラする中で、かなりレベルの高い環境で生き残ってきました。
私たち女性にとって「できる」と信じられることは、カポエイラにおいて女性が獲得できるempoderamentoだと思います。
そのためには、男性の支援ももちろん必要ですが、女性からの「できるよ」がみんなほしいんですよね。
私は、イカのように身体を動かせない、まだまだハステイラうまくできない、ジョーゴ中に精神的にも安定しないかもしれないけど、
女性に「できるよ」を自分のカポエイラをもって証明できるんだなと
改めて女性外国人カポエイリスタとしての自覚が改めて芽生えた一日でした。
彼はあんな動きができてすごいな、自分は全然できないなと言っている間に、私には彼らにないものがあると気づけてよかったです。
今年トレイネウに就任したフロール、女の子たちが楽器を弾いてるのを見ると嬉しくて笑顔になれます。
私ができるのは女性のエンパワーメント、何となく自分のやりたいことが見えてきた気がしています。
ボアフェと奥さんアナさんの赤ちゃんレベッカとのツーショット♡