「ビリーバの原木から作るビリンバウ制作会」を2019年6月8日(土)にキロンボ・ヴァジアソンで開催しました。さまざまな偶然が重なって、直前に5名のキャンセルが出るというハプニングに見舞われましたが、カポエイラ漫画『バトゥーキ』を刊行する集英社の取材も入り、充実した集いになりました。
まずはビリーバ選びから。目指す音の高さをイメージしながらヴェルガの弾力を確認しながら選びます。
まずはビリーバを削り、磨きます。縦に繊維が走るビリーバの皮むきは簡単です。
ただ一心に木を磨くこの時間は瞑想。日常の慌しさを忘れ、心が落ち着きます。
白いきれいな木肌が表れてきました。
気の削りくずからもエネルギーを感じますね!
アラーミを引っ掛ける部分を切り出します。
切り過ぎないように慎重に。
ナイフで形を整えたら、最後はヤスリで仕上げ。
先端につける皮を丸くくりぬく作業。頑丈にするため二枚重ねにします。
くりぬいた皮を釘で固定します。小さくて不安定な棒の先に釘をまっすぐ打つのは案外たいへんです。
今回はバケッタも作ります。肉厚の竹から削り出し。
タイヤからワイヤーを取り出すのが実は一番の重労働?
慣れればそんなでもないですが、硬いゴムをナイフでざくざく切っていくのはちょっとしたコツも必要です。
取り出したアラーミをヴェルガに張ります。完成も見えてきました。
さて、どの相性のいいカバッサはどれか?気分はまさに恋人探し!
みなさん、素晴らしい音質のビリンバウができあがりました!